Interview | THE DO DO DO’s(前編)

Interview | THE DO DO DO’s(前編)

ヒノのギターはスタパン成田くんのお下がり

⏤⏤THE DO’sは最初からベースレス編成でやる前提のバンドだったんですよね。

クハラディ はい。もうずっとですね。バンドをやっている中でキンブラを知って、初めてキンブラのライヴを観たのが高3の時。「何だ! このバンドは!!!」って衝撃を受けたんです。そこからマーヤさんが夙川BOYSをやっていたことを知って音源を聴いてみたらそれがまためちゃくちゃ良くて!!! ああ、こういうバンドをやりたいって。それがこのバンドを結成するきっかけになりました。

⏤⏤それが何年くらいだったんですか?

クハラディ 2019年。だから夙川BOYSはもう活動をしていなくて。

⏤⏤THE DO’sはそこからいつ頃に結成を?

ヒノ 2022年の10月だったかな?

アカリンゴスター (スマホを見て)10月9日ですね。

クハラディ 当時まだMONKEY GROWをやっていたからTHE DO’sを本格的にやることはそこまで考えていなかったんですよね。そもそもコロナ禍でライヴをあまりやれていなかったし。

アカリンゴスター 結成してすぐ初ライヴをやって、次まで結構時間が開いたんですよね。

ヒノ 自分も受験の時期だったし。

アカリンゴスター それに当時私はサポートメンバーだったんですよ。大学が始まるとどうなるかわからないからって。それがいつの間にか正規メンバーになっていて(笑)。

⏤⏤(笑)初ライヴは結成してすぐだったんですね。

アカリンゴスター はい。MONKEY GROW企画のオープニングアクトで呼ばれたんだよね。(スマホを見ながら)10月25日にやっているんですけど、あの日は3曲くらいしかやってない? 「THE DO DO DO’sのテーマ」と、、、。

ヒノ ミッシェルの「Baby,please go home」のカヴァーもやったね。

アカリンゴスター あとは「金がねえ」。

ヒノ 15分くらい演奏して。

クハラディ 今やっているような曲はまだ生まれていなくて。あ、「気にしない」もやったのか。

ヒノ 今はもう演奏していない超初期の曲。

アカリンゴスター その4曲だね。

⏤⏤結成後すぐ初ライヴをやれたのは全員がバンド経験者だからですね。

ヒノ でも私はギターをあまり弾いていないんですよ。まったく弾いていない曲もあったくらい。

アカリンゴスター 千葉のANGAというライヴハウスで、MONKEY GROWとANGAの共同企画だったんですよ。私は元々MONKEY GROWのファンだったから、対バンができたことが純粋に嬉しかったな。ボロボロではあったんですけど(笑)。

ヒノ 覚えているのはその時に対バンしたマイティマウンテンズが私たちのライヴを意外と褒めてくれたことですね。

クハラディ 何か評判は良かったね。

ヒノ 今もそうだけど当時はもっとライヴが成り立つかどうかというレベルの、ギリギリの下手くそさだったのに褒めてもらったことがすごく自信になったというか。あの時もしマイティマウンテンズが冷たかったらと思うと(笑)。

⏤⏤そのリアクションが次へ繋いでくれたんですね。

ヒノ はい。意外と受け入れてもらえるものなんだって。ベースもいないバンドなのに、、、当時はベースレスバンドというものをよくわかっていなくて、「はあ、、、ベースいないんですか」という感じだったから(笑)。

⏤⏤2本目のライヴまでどのくらい開いていたんですか。

アカリンゴスター (スマホを見ながら)次が2月6日だったね。

クハラディ 下北のDaisyBarだね。その時に錯乱前線にいた成田(幸駿)くんが来てくれて。

ヒノ 今STANCE PUNKSでギターを弾いているナーリーがね。

クハラディ で、ヒノが今使っているギター、実はナーリーのものなんですよ。

ヒノ はい、ナーリーから譲り受けたギターです!

⏤⏤どういうなりゆきで?

クハラディ 成田くんが以前にやっていたRABANと対バンした時に「ギター、めっちゃいいすね」って話をしていたら「たくさん持っているから1本あげるよ」って。

ヒノ それが今私の使っているギターです!

⏤⏤すごい縁。

ヒノ それ以降は11月の活休前の自主企画をやるまで、呼ばれた企画でライヴをするという感じだったね。

クハラディ 僕もまだMONKEY GROWの活動があったし。

ヒノ 当時THE DO’sはまだクハラの裏バンドみたいな位置付けだったんですよ(笑)。

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