Interview | THE DO DO DO’s(後編)

Interview | THE DO DO DO’s(後編)

“クハラが歌詞考えてるのキモすぎるだろ”の声

⏤⏤クハラさんと初めてお話しした時に印象的だったのが、いろんな音楽が好きだからそういうものも消化したロックンロールをやっていきたいと言っていたこと。THE DO’sの音楽はシンプルなロックンロールではあるけれど、いろんな要素を吸い上げた上でシンプルに落とし込んでいるプロセスがあるのだろうということは感じるし、だからこの先これからどんな曲が出てくるんだろうっていうのがすごく楽しみで。

クハラディ いや、ほんと、そんな感じなんですよ。

アカリンゴスター そういえば、「Hold me baby,kiss!kiss!kiss!」はいつ頃できたんでしたっけ?

ヒノ 結構前からやっているよね。

クハラディ あれ、どうやってあの曲を作ったんだっけ? それこそ、コードの押さえ方はマーヤさんの真似なんですよね。進行はめちゃくちゃ(夙川BOYSの)「Candy People」みたいなところがあるし。作った当時、その辺を聴き漁っていたから影響は出ていると思う。

ヒノ だけど、そういうのも才能だと思う。好きな音楽とか、気になった音楽を聴いて、それを受けて曲をパッと作っちゃうって。

アカリンゴスター 今日スタジオで演奏した新曲はポップス寄りだったり、アニソンに使われそうな曲もあったり。曲の感じも確かにいろいろですよね。

ヒノ クハラは最近スーパーカーにハマっていて。

⏤⏤あれ、9月の自主企画で演奏された新曲、、、??

クハラ (「わかりたい」は)もろにそうです(笑)。

ヒノ クハラはめっちゃセンスいい。

アカリンゴスター クハラさん、ロックンロールに限らずジャンルを超えて音楽を聴いていますよね。

⏤⏤今リリースされている曲は今のところ全曲クハラさんが作っているものですか?

クハラディ そうです、僕がすべて作詞作曲しています。

⏤⏤え、「Hold me baby,kiss!kiss!kiss!」の歌詞はめっちゃ、、、。

アカリンゴスター あはは。それ、めっちゃ言われるんですよ(笑)。

クハラディ クハラが歌詞を考えているのってキモすぎだろって(笑)。

ヒノ 最近ヒノが書いているって思われていることが増えてきてますね。

⏤⏤だからクハラさんがヒノさんに寄り添って書いているのかと。

アカリンゴスター 憑依して(笑)。

ヒノ 実は初期の曲は結構男っぽかったんですよ、だけど、「女の子が歌っているバンドなんだし、女の子が歌うからヒノさんが書いた方がいいんじゃない?」ってライヴハウスの人から言われたことがあって。

アカリンゴスター 今はそれを意識しているんですよね。

ヒノ 前に一回クハラと話したんだよね。女の子が歌ったらグッとくるような歌詞にしなよって。そしたら次出てきた曲が「Chu!」だったんですよ。「チューしよ」みたいな曲が出てきて、おお、吹っ切れてるって思いました(笑)。

アカリンゴスター ヒノさんクハラさんがそうやって話をした時期からTHE DO’sが可愛いというか、ポップとか、そういう感じの曲の流れになってきましたよね。

ヒノ クハラはMONKEY GROWで曲を作っていて、そこではゴリゴリのロックだったからそこからの脱却を悩んでいた時期があったんだよね。

クハラディ まあ、そうね。MONKEY GROWはある程度のイメージのあるバンドだったけど、こっちは自由にやれるし、そうしたいと思っているから自分の好きな感じを全部曲にしようっていう感覚にはなってきましたね。

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