THE PATS PATS
いい演奏をしたら
いいリアクションが返ってくる。それが嬉しかったし、
自信にもなりました!
PEACH KELLI POP(以下PKP)とのスプリットCDがただいま好評発売中。前回の新作インタビューに続き、THE PATS PATS(以下ぱっつぱっつ)初の海外ツアー振り返りトークをお届け。PKPの新旧メンバーが、バンドの地元であるカリフォルニアでオーガナイズしてくれたというハートフルなD.I.Y.ツアー。“夢の6日間’(3公演)”を、あきことみどりがキャッキャっと喋り倒します!
Member(L→R) Kotaro(Dr) Akiko(Vo/G) Midori(Vo/B) Makoto(G *guest member)
Interview/Text Ayumi Tsubouchi
Photo Rika Tomomatsu
▶︎DAY1 海外での記念すべき初ライヴ!
OCT 25th 2019
@THE HIGHLAND PARK BOWL
w/ JANELANE, MO DOTTI
あきこ 初日は元PEACH KELLI POPのメンバーだったミンディ(Dr)、ソフィ(Vo/G)とジーナ(Vo/G)、シェリー(編注:ミンディの後任としてPKPに加入したドラマー)の4人がオーガナイズしてくれた企画で、ソフィーのバンドJANELANE(ジェネレーン)、ジーナのやっているMO DOTTI(モドッチ)との3マンライヴでした。ボウリング場とライヴハウスが合体した施設で、イケていたね。ボウリングがタダだったのはビックリ。
みどり お洒落ガイドブックにも載っているようなお店で、すごくお洒落なところでしたよ。
あきこ ブッキング担当の女性がイケていたよね。全身真っ黒のファッションしてて、目の下に2つドットのタトゥを入れていてクールだったな。フゥ〜!(笑) リハも問題なくやれたし、音もめっちゃ良かったね。
みどり あの日はずっと緊張していました。完全に海外初ライヴだったからね。私は英語わからないし(笑)。
――実際にやってみてどうだった?
みどり とにかく、めちゃくちゃ楽しかったね。会場の出入りが自由で、お客さんが楽しそうに出入りしてくれているのがステージから見えて、すごく良かったです。いつもとは環境も全然違うし、久々にエモい気持ちになりました。
あきこ 私たちの衣装が会場にリンクしていたよね。私の新調したものとみどりちゃんのワンピースが示し合わせたようにマッチしていたし。
――1日目を象徴するような出来事などはありましたか?
あきこ 会場も、音も、雰囲気もすべてが良かった。本編のセットが終わったところで、フロアの人たちがみんなで「ワンモアワンモア!」って声を揃えて言ってくれたことも嬉しかったし、PAの人がマイクで「日本から来てくれたぱっつぱっつ、すごくいいライヴをしてくれたね。ありがとう!」」ってアナウンスしてくれたのもグッと来たし。ライヴを観た人から「次はどこでライヴをするの?」って結構聞かれて感激しました。
みどり みんながたくさん話しかけてくれたのが嬉しかったね。3デイズの中では一番一般的なライヴハウスでした。初日に良い環境でしっかり演奏できたという安心感が、その後のライヴにすごく作用したかな。
あきこ ふたりとも日本でやるライヴより声が出ていたし、ギターを滑らかに弾けていたと思う。
――ぱっつぱっつは日本よりもカリフォルニアの方が肌に合う?
あきこ 演奏は全然間違えなかったね。後日その時の映像を観たけど、自分たちの顔が全然違う(笑)。すごく楽しそうだったんですよ。私たちは暗いムードに弱いんだなって(苦笑)。そういう雰囲気に左右されちゃうんでしょうね。